いちごつみ U

「いちごつみ」とは、
前の人の短歌から一語(苺)を取って、
次の短歌にその言葉を組み込み、
リレーしていく短歌遊びです。

5/22に夏己はづきさん宅・チャットにて。
(はづきさんのサイトはリンクから飛べます)


もし違う世界があっても許せます 苺が木になるところだったら (夏己はづき)


僕が今 君に言っても微笑んで「それは違う」と言われるのかな(坂本みゆ)


微笑んでくれない人に明日から会えないことは悲しいことか?(伊勢谷小枝子)


ばかみたいなパーマで行っても明日から誰も怒ってくれなくなった(村重佳美)


ストレートパーマが予告するようにきっとねじれる予定のふたり(野田修平)


「もう戻れないかも」という声だけが繰り返されてよじれねじれる(夏己はづき)


落ち着いて 繰り返される心音(おと)だけが 君をこの世に繋ぎ止めてる(坂本みゆ)


この世から逃げ出したいと思っても何周しても地球が丸い(伊勢谷小枝子)


丸い丸い足とか丸いもの全部あなたのためのものです(村重佳美)


菜の花を弁当箱に咲かせたらそれが君への手紙の全部 (野田修平)


弁当で隠して食べていたようなミステリアスさが好きよ(夏己はづき)


もうをしましょう溢れないように あなたに気付かれないように ぱたん。(坂本みゆ)


溢れないようにしているつもりです 妄想だらけ脳みその中(村重佳美)


眠らずに夜の散歩で朝が来る もうすぐ僕も妄想になる (野田修平)


散歩をしようと思っていて(なぜか)君の足音追いかけてます(夏己はづき)


好きだとかどうでもいいとか嫌いとか なぜかいちいち伝えてしまう(坂本みゆ)


こんなこといちいち言うわけないでしょう さっさとわかってしまいなさいよ(村重佳美)


うっかりとあの日を思い出したからさっさと泣いて怒って寝よう (野田修平)


こんなときだけお上手ね うっかりと忘れたふりをする演技とか (夏己はづき)


何もかも忘れたふり笑い合う未来があると夢見がちだが(坂本みゆ)


あの事を忘れたふりであの子とは仲良くしたいとも思います(村重佳美)→用語ダブり。再考。


笑い合う触り合うまた笑い合う雨の日はそうすることにする(村重佳美)


こんなにも寝起きの悪い君に会う 楽しみなのは次の雨の日(野田修平)


楽しみが見えないように下ナナメ32度を見て歩いてる(夏己はづき)


流れてく汗と記憶が東京32度を許そうとする(坂本みゆ)


東京の空は薄紅」 そう言った彼の視界にあった青空(村重佳美)


視界から外しても目をつぶっても赤い光であなたがわかる (野田修平)


野田さんがここから席を外しても俺はそのぶん詰めたりしない(伊藤隆浩)


外しても悔しくないぜ 三十億六千五十択問題だしな(夏己はづき)→用語ダブり。再考。


そのぶんは君に譲ると言うけれどそのぶんてそれゴミそのもんじゃん(夏己はづき)


あなたには必要ないものだとしても彼にとってはゴミじゃないでしょ(坂本みゆ)


必要ないもの挙げていく メモリー番号000とか?(村重佳美)


ふと見れば000目覚ましが寝ない僕らをいさめて回る (野田修平)


目覚ましが鳴る前のこと 日がのぼる頃にはすでに忘れてること(伊藤隆浩)





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